確定拠出年金制度導入前の課題

確定拠出年金という制度があることは知っていました。しかし、具体的なメリットについては、あまり理解していませんでした。

顧問税理士である総合経営サービスの担当者から制度の中身を詳しく教えてもらい、医院として、今後も安定的に人材採用や定着を強化していく上での選択肢の一つになり得ると考えました。

ただ、この制度が当院にとって、またスタッフにとってどのような効果を出せるのかを確信するまでには時間が必要でした。

確定拠出年金制度導入の決め手

「確定拠出年金を活用した新・退職金セミナー」を聞いたことが決め手になりました。

歯科医院の退職金制度は「制度があるようで実はない」ところが多いと感じていました。

退職する時に具体的に退職金がいくらもらえる、と決まっている歯科医院はほとんどなく、経営者の考え一つで決まっているところが多いのではないでしょうか。

確定拠出年金を活用した退職金制度であれば

①掛金は毎月支払った時点で経費にすることができるので、退職時に大きな出費がない

②退職金の残高が今の時点でいくらなのかスタッフが見える

という点が大きかったです。

加えて、社員一人ひとりが自分の資産を自分で運用し、増やしていけるという点も魅力的でした。

これはスタッフにとっても経済的な自立と、資産形成への意識を向上させられる有効な手段だと感じました。

導入時や導入後の手間やサポートについて

導入手続き全体を任せることができ、非常にスムーズでした。

また、スタッフから質問を受けた際に自分自身で答えられない内容についても、的確に回答してくれるサポート体制が整っていました。

スタッフ加入後には勉強会を実施していただきました。

勉強会では、投資することの重要性だけでなく、ログイン方法や掛金設定の仕方、投資信託の種類や特徴など、具体的に教えてもらえたので大変勉強になりました。

実際に導入してみた感想や従業員からの声

最初は「投資＝怖い、損する・・・」といったネガティブな印象がありました。

しかし、投資に対する基礎を学べたことで、投資は人生を豊かにするための１つの手段であり、長期投資、つまり時間を味方にすることで、いつの間にか貯めることができる、という安心感が生まれたと思います。

また、企業型確定拠出年金は60歳まで解約できないという特性があります。

これによって各スタッフが老後の資金を運用しながら確保できるようになりました。生活費や貯金、子供の教育費など日頃の出費等、すぐに使えるお金と将来使うお金とお財布を分けられたのもよかったと思います。

確定拠出年金の導入を検討している企業へのメッセージ

確定拠出年金は少額であっても、早い段階から長期間に渡って積み立てたほうがいいと教えていただきました。

社員のためにも、早くから始めてあげるのが良いと思います。

総合経営サービスへのメッセージ

導入後も色々とお世話になると思いますが、引続きサポートをよろしくお願いします。

今後ともどうぞよろしくお願いします。