埼玉県西部で50年間、地域密着型の生活トータル・ソリューションカンパニーとして、賃貸仲介、賃貸管理、コンテナビジネスを展開。7,400戸以上の賃貸住宅を管理し、97％以上の高入居率を誇ります。
オーナー様の空室対策として、キャンピングカーや工具類の無料貸し出し、無料野菜・お米提供の「住研マルシェ」、映画館貸し切り上映などの独自サービスを提供し、入居者様の満足度を高めています。また、AI査定を導入し、適正価格を実現。1987年からのステージング推進とAR技術を用いたバーチャルステージングで物件の魅力を引き出しています。
2005年設立の空室対策専門部門では、専門スタッフが広告活動やモデルルーム化を実施。役員巡回と定例会議で迅速な対策を行い、セールスリレーション課がインターネット問い合わせに対応。地域と共に成長し、満足度向上を追求しています。
取締役 鈴木 宏秀
確定拠出年金 導入前のお悩み
弊社では社員の老後資金を確保するために、約17年前から『災害積立金』という制度を実施していました。この制度は、社員が毎月の給与から最大1万円を積立て、退職時には積立てたお金と同額を会社が支払う、という仕組みです。
退職時には積立金の2倍を受け取れるため、社員にとって素晴らしい福利厚生制度となっていました。
しかし、10年間積み立てた場合でも受取金額は240万円、20年間で480万円、新卒入社から定年まで約40年間積立てたとしても1,000万円に届かないのが現状でした。
退職金として1000万円を受け取ることができれば、中小企業としては少なくない額です。
しかし、定年後の長い人生を考えた場合、決して十分な金額ではありません。
そのため、災害積立金に代わる資産をもう少し増やせる手段はないか、という漠然とした想いがありました。
確定拠出年金導入の決め手
社員の老後に向けた資産形成の新たな制度が必要だと考えていたところ、株式会社マウンティン様から企業型確定拠出年金の提案を受けました。
正直「これこそが求めていた制度だ」と感じました。
過去、インターネットで確定拠出年金について調べたこともありましたが、白井様から税制優遇や運用商品の説明を受け、長期で運用することで資産を大きく増やせる可能性があることを再認識しました。
掛金が3,000円から始められる点も魅力でした。少額でも長期的に積み立てることで、損失リスクを抑えながら資産は増加していくため、若手社員が多い当社には効果的だと感じました。
また、前述した災害積立金制度を実施していたため、積立に対する抵抗が社員になかったことも制度導入を進める大きな要因となりました。
災害積立金制度には、社員が退職するまで資金を内部留保しておかなければならない、
というデメリットがありました。
一方、確定拠出年金では社員の掛金に上乗せして会社が掛金を支払った時点で費用計上ができます。
会社にとって将来に向けた資金の内部留保リスクが解消できることも大きなメリットでした。
このような理由から、社員の将来に向けて安心した資産形成ができると考え、企業型確定拠出年金制度の導入を決断しました。
導入前の懸念点
私自身は元々、株式投資を行っていたので、複利効果の恩恵を受けながら将来の資産が大きく増加する可能性には特に魅力を感じていました。
ただ、投資をしたことがない社員にとっては「運用」という言葉自体に不安や抵抗を感じる人もいるため、社員に制度の概要をしっかりと理解してもらう必要があると感じていました。
当社では毎月定例会議を実施しているのですが、その時間を活用して社員説明会を実施しました。
説明会では白井様に約１時間お話をいただいたのですが、単なる確定拠出年金の制度概要だけでなく、
「なぜ投資が必要なのか、なぜ貯金だけではリスクがあるのか」といったお金に関することや、
ライフプランニングの重要性まで踏み込んで話をしていただきました。
このような丁寧な説明のおかげで、社員たちの投資に対する不安を払拭できたと思います。
実際に社員に感想を聞いたところ「すごくわかりやすかった」という声を多く聞くことができました。
結果として初回の加入者は50人となり、全社員の7割程度の社員が加入しました。
社員の半分程度が加入してくれればと当初は考えていましたが、想定以上に多くの社員が制度に加入してくれたことに驚きました。
導入時や導入後の手間やサポートについて
導入までの半年間、株式会社マウンティン様のサポートは非常に充実していました。
事務手続きに関する疑問点についても、メールでの綿密なやり取りや、オンラインでの打ち合わせを通じて、不安を感じることなく進めていくことができました。
また、社員説明会においても、白井様が非常にわかりやすく解説してくださり、私たち自身も確定拠出年金という制度に対する理解度が深まりました。
導入後に実施していただいた投資勉強会では、運用商品の選択の仕方や、年齢・性格・資産状況に応じたポートフォリオの構築方法まで詳細に解説していただきました。
これにより、社員たちは自分に合った運用方針を見つけることができ、資産形成の最初の一歩を踏み出すことができたと感じています。
改めて振り返ると、導入時から導入後までのサポートが非常に手厚かったと感じております。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
確定拠出年金の導入を検討している企業様へのメッセージ
企業型確定拠出年金制度は、税制優遇を活用しながら資産形成ができる非常に優れた制度だと思います。
会社によっては、中小企業退職金共済制度（中退共）を利用している企業も多いかもしれませんが、
中退共では社員の老後の資産形成という観点では十分ではないでしょう。
企業型確定拠出年金は、社員の老後の資産形成を支援するだけでなく、社員が長期間安心して働ける職場環境の構築につながります。これは、企業にとってもメリットが大きいと感じます。
私たちも制度開始までは不安がありましたが、株式会社マウンティン様の丁寧なサポートのおかげで、スムーズに導入することができました。
もし、確定拠出年金制度の導入を検討されている企業様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談されることを強くお勧めします。
企業情報
| 企業名 | 株式会社 渡辺住研 |
| 設立 | 1974年5月 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 所在地 | 埼玉県富士見市鶴馬2608-7 |
| 企業URL | https://www.w-juken.com/ |
